小説

【当たり前のことが、実は一番の奇跡なんだよね】


*カラフル*

生前の罪により輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、 再挑戦のチャンスを得た。

自殺を図った中学三年生の少年、小林真の体にホームステイし、 自分の罪を思い出さなければならない。

ガイド役の天使のプラプラによると、
父親は利己的で母親は不倫しており、兄の満は無神経な意地悪男らしい。

学校に行ってみると友達がいなかったらしい真に話しかけてくるのは変なチビ女だけ。
絵を描くのが好きだった真は美術室に通いつめていた。

ぼくが真として過ごすうちに、しだいに家族やクラスメイトとの距離が変っていく。
ぼくの魂は無事に輪廻のサイクルに入れるのか。

読み出したときは謎だらけで、
また周囲の環境も二癖ある人達だらけ。
うーん。展開がわからないかも。。と言うのが最初の正直な感想。

でも‼︎どうしても主人公が「犯した罪」を思い出せず、個性豊かな登場人物に次第に愛着がわいきて、途中からぐいぐい読ませられました。

そして、ラストには怒涛のクライマックス‼︎
いやー面白かった(´꒳`)

爽快感が味わえた、素敵なお話で、これには満足!という気持ちになりました‼︎

当たり前のことが、実は一番の奇跡なんだよね。
だからこそ、目の前の人や当たり前にある環境、モノ、コトに感謝しよう。

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