小説

2021年 クリスマスに読みたい小説10選

ついに2021年も終わりに近づいています。みなさまはどんな1年でしたでしょうか。
毎年本好きさん仲間で話題になる「クリスマスに読みたい小説」。
今回は10冊の本をまとめました。最近会っていない友人や、本好きなお友達にクリスマスプレゼントとしてもおすすめです。

クリスマスを探偵と

舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った謎の男とは……?伊坂幸太郎が贈る聖夜の奇跡の物語で、なんと大学生のときに初めて書いた小説なんだそう!デビュー以来の伊坂作品のモチーフ、「探偵」「男2人」「親子愛」「巧妙な構成」「ラストのどんでん返し」などのエッセンスがすべて凝縮された、珠玉の物語。伊坂作品にはおなじみ、あのキャラクターの元祖とも言える人物も登場。

クリスマス 小説 読書

 

 

 

 

 

 

にぎやかな眠り

農業大学があることくらいが特徴の田舎町バラクラヴァに、今年もクリスマスがやってきた。町をあげての盛大な浮かれ騒ぎを見に、人々が大勢押し寄せる季節が。毎年の喧噪に業を煮やした大学教授のシャンディは、自らも派手なイルミネーションを設置して妨害を試みるが、それが事件を招いてしまう。留守中の自宅で、友人の妻が変死していたのだ! アガサ賞生涯功労賞作家が贈る、万人に愛された傑作ミステリ〈シャンディ教授〉シリーズ第1作!

クリスマス 小説 読書

 

時給三〇〇円の死神

「それじゃあキミを死神として採用するね」ある日、高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。曰く「死神」の仕事とは、成仏できずにこの世に残る「死者」の未練をはらし、あの世へと見送ることらしい。あまりに現実離れした話に、不審を抱く佐倉。しかし、「最後まで勤め上げれば、どんな願いも叶えてもらえる」という話を聞き、半信半疑のまま死神のアルバイトを始めることとなり――。初恋相手の幼馴染、出産直後の母親、虐待を受ける子ども……様々な死者が抱える、切なすぎる未練、願いとは――。暖かな涙が止まらない、ヒューマンストーリー。

クリスマス 小説 読書

 

 

 

 

くるみわり人形

チャイコフスキーのバレエ『くるみ割り人形』の原作として知られる、1816年にドイツで発表された古典文学の新装版です。クリスマスの日、マリーは、おくりものの中に、りっぱな服に身をつつんだ、くるみわり人形を見つけます。すっかり、このお人形が気に入ってしまうマリー。しかし、真夜中になると、家の中で音がきこえ、おどろきの光景を目にすることになります……!クリスマスプレゼントのくるみ割り人形が繰り広げる、不思議なお話。こちらの本は、マリメッコのデザイナーとして活躍するサンナ・アンヌッカによる挿画が素敵なんだそう!

クリスマス 小説 読書

 

 

マカン・マラン

元エリートサラリーマンにして、今はド派手なドラァグクイーンのシャール。そんな彼女が夜だけ開店するお店がある。そこで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて――。早期退職者候補になった、仕事一筋の40代キャリア女性へは「春のキャセロール」を。手料理を食べなくなった中学生男子には「金のお米パン」。仕事に夢を見られない、20代のライターには「世界で一番女王なサラダ」。そして、病を抱え、倒れてしまったシャールへ、彼女に助けられた人々が素材を持ち込み、想いを煮込めた「大晦日のアドベントスープ」。じんわりほっくり、心があたたかくなる至極の物語を召し上がれ!シリーズ4冊ともおすすめ!

クリスマス 小説 読書

 

 

キャロリング

クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。そんな二人を頼ってきたのは、会社に併設された学童に通う小学生の航平。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることに。逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語。

冬 小説 読書

 

 

輝く夜

大ヒット『永遠の0』著者による、もうひとつの号泣ストーリー人は最後に誰を想い、何を願う?幸せな空気溢れるクリスマスイブ。恵子は、7年間働いた会社からリストラされた。さらに倒産の危機に瀕する弟になけなしの貯金まで渡してしまう。「高望みなんてしない、平凡な幸せが欲しいだけなのに」。それでも困っている人を放っておけない恵子は、1人の男性を助けようとするが――。5編の泣ける奇蹟

 

クリスマス 小説 読書

流浪の月

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。せっかくの善意をわたしは捨てていく。そんなものでは、わたしはかけらも救われない。愛ではない。けれどそばにいたい。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説

クリスマス 小説 読書

 

 

天気が良ければ訪ねて行きます

ソウルでの生活に疲れ切ったヘウォンは、ひと冬を故郷で過ごそうと、山と湖に囲まれた片田舎のバス停に降り立った。隣の空き家は、いつの間にか小さな本屋になっていた。店主のウンソプにとってヘウォンは、初恋の人だった。彼女が戻ってきたことで、静かな冬の生活が変わっていく。ふたりの間には、雪の結晶のように、ひとつふたつと少しの重たさも感じさせずに、愛情が舞い落ちていく。ゆっくりと溶けていく痛みと孤独。やがて明らかになる過去の秘密とは――。傷つくことを恐れる人、傷つくことに疲れた人。それぞれが再び人生を歩み始めるまでの、心温まる愛の物語。

クリスマス 小説 読書

 

クリスマスキャロル

世界中でもっとも愛されているクリスマス・ストーリーの名作!
文豪としてのチャールズ・ディケンズの名を世界的なものにならしめた不朽の名作。クリスマスの物語として毎年一篇ずつ書かれたクリスマス・ブックの第一作で、発表後まもなく驚異的な大ベストセラーとなった。クリスマスの前夜、老守銭奴スクルージのもとに、「過去」、「現在」、「未来」の三幽霊と、昔の相棒マーリーの幽霊が現れ、これまでスクルージが行ってきた冷血非道な行いの数々を見せる。それでも最初は気丈にふるまうスクルージだったが、やがて自分の人生の空虚さに気づき、改心して真人間の生活に立ちかえることを決意する。

クリスマス 小説 読書

 

 

 

 

 

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クリスマス小説は心温まり、感動するストーリーがいっぱいありますね。
ぜひ、聖なる夜のお供に楽しまれてください♪

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