小説

【思いがけず泣かされます‼︎】


*かのこちゃんとマドレーヌ夫人*


かのこちゃんは小学1年生の女の子。
玄三郎はかのこちゃんの家の年老いた柴犬。
マドレーヌ夫人は外国語を話せるアカトラの猫。

ゲリラ豪雨が襲ったある日、玄三郎の犬小屋にマドレーヌ夫人が逃げこんでくる。

元気なかのこちゃんの活躍、
気高いマドレーヌ夫人の冒険。

この世の不思議、うれしい出会い、いつか訪れる別れ。
誰もが通り過ぎた日々が、キラキラした輝きとともに蘇り、やがて静かな余韻が心の奥底に染みわたる。

万城目 学さんワールド全開な1冊。
日常とふしぎ世界のとけあう世界で
この本大好きなのです♡

まるで映画のように活き活きと目に浮かぶ、情景描写が本当に好き。

かのこちゃんとすずちゃん、マドレーヌ夫人との出会いと別れ。
そこに犬の玄三郎とマドレーヌとの不思議な絡みがある。
なんでもないような話のはずなのに、暖かな気持ちになれました。

出会いがあるってことは別れも必ずあって
別れがあるってわかっているからこそ
身近な人を大切にして
自分の時間も大切にするべきなんだよね。

別れた時に後悔がないように
好きなら好き
嫌ならいや
大切なら大切な存在だと
ちゃんと言い合いたいなって思う。

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