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2021年 冬に読みたい小説8選

だんだんと寒くなってきましたね。
寒くて家でのんびり読書したい!そんな時にぴったりな「冬に読みたい本」を8冊ご紹介。
こたつにみかんと本。もしくはソファに毛布にあたたかいココアを共に。

雪だるまの雪子ちゃん 江國香織

雪深い山の村に、一人空から降ってきた野生の雪だるま雪子ちゃんは、画家・百合子さん家の隣の小屋で暮らしはじめる。
バターが好きでいつも好奇心旺盛な雪子ちゃんは、百合子さん達の会話に耳を傾けていました。
子供たちと一緒に学校へ行き勉強をしたり、遊んだり、楽しい日々を過ごしていきます。
だけど、そのうちに夏が訪れて……生きることの喜びが散りばめられている、心温まる長編童話。
童話作家としての江國さんを知らなかった方には必読!

冬 小説 読書

 

雪のなまえ 村山由佳

「夢の田舎暮らし」を求めて父が突然会社を辞めた。
いじめにあい登校できなくなった小学五年生の雪乃は、父とともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始める。仕事を諦めたくない母は東京に残ることになった。
胸いっぱいに苦しさを抱えていても、雪乃は思いを吐き出すことができない。
そんな雪乃の凍った心を溶かしてくれたのは、長野の大自然、地元の人々、同級生大輝との出会いだった。

冬 小説 読書

 

春の雪 三島由紀夫

ともに華族に生まれた松枝清顕と綾倉聡子。
互いに惹かれ合うが、自尊心の強さから清顕が聡子を遠ざけると、聡子は皇族との婚約を受け入れてしまう。
若い二人の前に、燃えるような禁忌の道が拓かれ、度重なる密会の果て、ついに恐れていた事態を招来する。

冬 小説 読書

 

あつあつを召し上がれ 小川糸

うまい物を食うと、本当に子供みたいな顔になるね。
恋人との最後の食事、今は亡き母にならったみそ汁のつくり方……ほろ苦くて温かな、忘れられない食卓をめぐる七つの物語。
この味を忘れることは、決してないだろう。10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷……
ときにはほろ苦く、ときには甘く優しく、身も心も温めてくれる、食卓をめぐる7つの感動の物語。

冬 小説 読書

 

ミトン 小川糸

マリカは外で遊ぶことが大好きな女の子。
代々受け継がれる糸紡ぎや手袋を編むのが大の苦手。そんな彼女に、気になる男の子が現れて。
この国では「好き」という気持ちやプロポーズの返事を、手袋の色や模様で伝えます。
おばあさんに手ほどきを受け、想いを込めて編んでいきます。昔ながらの暮らしを守るラトビア共和国をモデルにした心温まる物語。
人生のいろんな場面でミトンをあみつづけるマリカの人生に、気持ちが重なって最後はうるうる!

冬 小説 読書

 

おばあちゃんのごめんねリストフレドリックバックマン

エルサは7歳。おばあちゃんは77歳。
破天荒なおばあちゃんは、ずっとエルサの友達だった「変わった子」と言われるエルサの、ただ一人の、強い味方だった。
でも、おばあちゃんは亡くなった。おばあちゃんに託された謝罪の手紙を、エルサは代わりに届けはじめる。宛先は、よく知っている人も、全然知らない人もいて……
『幸せなひとりぼっち』の作家が、変わった子だった大人たちにおくる物語。

冬 小説 読書

 

キャロリング 有川浩

クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。
そんな二人を頼ってきたのは、会社に併設された学童に通う小学生の航平。
両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることに。
逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語。

冬 小説 読書

 

パンとスープとネコ日和 群ようこ

唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。
しまちゃんという、体育会系で気配りのできる女性が手伝っている。メニューは日替わりの〈サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ〉のみ。安心できる食材で手間ひまをかける。
それが、アキコのこだわりだ。そんな彼女の元に、ネコのたろがやって来た。泣いたり笑ったり。アキコの愛おしい日々を描く傑作長篇。

冬 小説 読書ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

慌ただしい毎日を過ごすからこそ、自分だけのゆったりとした時間はいっそう特別に感じられるはずです。心が真っ白に洗われるような小説で、静かな自分だけの特別な時間を過ごしましょう。

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